漂泊山岳会ブログ

2020年8月結成

中ア 棧沢~1821m無名峰 20201025

【山行形態】単独

【対象】沢登

【場所】長野県上松町の棧(かけはし

)沢~1821m峰

【日程】2020年10月25日

林道倉本線770m地点  6:10

林道下降点(900m地点)6:40

棧沢730m地点     7:00

1821m峰        13:40

林道770m地点     17:20

 

 

【特徴】20m級の滝が4つもあり見応えがある

ただし、行程のほとんどは河原歩きで

急傾斜になる上部は非常にもろい岩場が続く

1821m峰からは笹が密生した尾根道で、分かりにくい箇所が多い

 

 

 

【記録】真っ暗な中、林道倉本線を上がっていくが

最近は荒れている林道が多いのでどこまで安全に上がれるか分からず途中でUターン

最後の人家から少し行ったカーブミラーの所に駐車し歩き出した

しかし明るくなってみると幅広で手入れの行き届いた林道であることが分かり

もっと上まで乗り入れれば良かったとちょっと後悔

それでも往復1時間ぐらい余分に歩くだけだが・・・

 

まもなく沢に下るカーブに着いた

地形図には下降する点線が着いているが

廃道となっている山道も多いのが現実だけにあまり期待せず

この点線も最初は階段までしっかりある道だったが

コルから沢に下りる所で踏み跡はなくなり

あとは適当に本流まで下りた

着いた本流はただの河原

しかし、ものの10分も歩くとゴルジュっぽくなり

カーブを曲がると20m超の大きな見栄えのする滝が現れびっくり

真夏なら近づいて水しぶきを浴びて楽しむものだが

この時期はもう寒すぎ

釜に足を付けることもなく、ぐずぐずの土の斜面からまいた

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林道から本流に着いた地点

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すぐに美しく大きな滝があり、びっくり

 

きれいなナメが続くところもあるが、ほとんどは河原歩き

堰堤を越え、沢が南向きになると

周囲は杉か桧かの巨木があちこちに生える森になる

1050m付近の二俣にはクマの糞があった

それも5m四方程度に6個も

クマは親子で連れションならぬ、連れ糞でもするのだろうか?

それとも小さな岩小屋の下付近に広がっているので

そこをねぐらにしているのだろうか?

ともあれ、この辺りにクマがいそうなので

鉢合わせしないように笛を吹き吹き行く

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この岩小屋の付近にクマの糞が集まっていた

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巨木が生える森

 

しばらく歩くと沢の傾斜が上がってきて小滝が多くなる

すると20m以上の滝が2つ落ちていた

木の葉もいい具合に色づき、見栄えがいい場所だ

本流の滝はやや傾斜が緩くホールドもありそうで

夏なら気持ちよくシャワーを浴びながら登れるかも

今日は当然まいたが、これも微妙なまきだった

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この辺りから左右の斜面がグズグズに崩れており河床は砕石だらけ

小滝を登る際もホールドにした岩がぼろぼろはがれる

すぐに20mぐらいの滝があるが

崩れたもろい斜面からまくしかなく緊張した

1筋のチムニー状滝も、真夏なら登れそうだが今日はまき

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最も悪かったのは巨岩がチョックストーンになった最後の滝

岩がグズグズで傾斜が強いため

空身でなんとか巨岩の上に這い上がり

ザックは荷揚げした

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最も悪かった滝。周囲にまける斜面はない

 

そこを過ぎると笹の生い茂ったツメになり

コルには上がらず1821mのピークへ

地形図には山の名が書かれてなくとも

実際に登ると名札がかかっている山が多いが

ここには何もない

本当に無名峰のようだ

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1821m無名峰の頂上

 

しばらく休み、笹が生い茂った南西尾根を行く

シャクナゲが邪魔な場所で違う方向の尾根に誤って下りて行ってしまい30分のロス

 

この尾根を下りる場合

東方を流れる伊奈川の水の音が聞こえているかどうかを常に確認し

水音が聞こえなくなったら間違った尾根に入ったと思った方が良い

 

笹は生い茂っているとはいっても

笹をかき分ければ足もとに踏み跡がある

足先の感覚で踏み跡を感じながら歩いて行く

1663mP付近は紅葉が見頃で

笹の海を泳ぎながら紅葉に見入った

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しかし1630mPの手前で踏み跡が不明確になった

地形図によると

そのまま尾根道をたどれば誤って伊奈川方面の尾根入ってしまう可能性があると判断

尾根筋から離れて南南西方面の斜面を下り

1530m付近で中八丁峠から倉本林道方面に向かう登山道に出た

そのまま登山道と林道を歩き

真っ暗になる直前に車にたどり着いた