漂泊山岳会ブログ

2020年8月結成

中ア 天竜川水系中田切川大荒井沢 20210716~17

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【形態】単独

【対象】沢登

【場所】長野県駒ケ根市の天竜川水系田切川大荒井沢~空木岳(2864m)

【特徴】滝場までの河原歩きが長かった。上流部は、蚊なのかハエなのか分からないが、大量の小さな虫が体の回りを飛び回り、目や耳や口に入ってくるので非常に不快。2000m付近にある巨大な滝を越すと、水際しかテントを張れる場所がなく、しょうがないので避難小屋まで上がった。

【日程】2021年7月16~17日 

16日 林道中田切川線ゲート(1050m)5:40~6:20荒井沢出合~9:00小荒井沢出合~12:30大荒井沢出合~13:40巨大な滝下~17:00避難小屋(2520m)

17日 避難小屋4:40~5:20空木岳頂上5:40~8:10マセナギ(1980m)~12:00林道ゲート

 

16日は梅雨明け初日

林道中田切川線は終点間際で崖崩れが起きており、擁壁の工事中

工事現場を通って中田切川と荒井沢の分岐付近の河原に下りた

そこから延々と河原歩き

何度も徒渉して進んでいくが

水かさは深いところで股ぐらいまである

水流も激しく、足を取られないように気をつけて行く

沢が東西方向に流れる辺りでゴルジュっぽくなる

水が多いため迫力がある

1つの滝は真っ白な楕円形の岩がゴルジュにすっぽりはまっており

まるで恐竜の巨大な卵か何かのよう

あと100年もすると水流ですり減って

ダチョウの卵ぐらいになるかもしれないけれど、、、

そこは不安定なガラガラ斜面から巻いた

 

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水流は荒い

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巨大な卵がスッポリとはまった奇観


蛇行する川に沿って行き、真西に展望が開ける付近に小荒井沢の出合がある

左岸で初めての支流なので見逃すことはない

10mぐらいの滝がいくつかと、泳ぐと気持ちよさそうな淵が出てくるが

水がまだ冷たいので

できるだけ泳がないように、水しぶきを浴びないように登って行く

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右岸に小荒井沢の出合が見える

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水がグリーンに輝く

 

1600~1780mぐらいは幅広になり

中央部のインゼルで流れが二つに分かれていた

水流のある場所は岩を登ったり下りたりを繰り返さなければならず

インゼルの上を歩いて行った方が楽だった

途中で小荒井沢との分岐があり、大荒井沢方面へ

 

1780mで右岸に左俣を分けるが

そちらの方が大きな支流に見える

右俣はその辺りから急傾斜になり

間もなく巨大な滝

上の方はよく見えないものの

クラックがうまい具合に入っており登っていけそうではある

パートナーさえいれば・・・

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youtu.be

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滝の片側は絶壁で絶望的なため

反対側の、とげのあるアザミが密生している斜面から巻いて行く

岩場を巻いて小さく上がろうとしたら

その上にも岩場があるのが見え

再び下りて大きく巻くことに変更

Tシャツから出た腕をアザミでギザギザにされながら小尾根の上へ

木を伝って急斜面を下り沢に復帰できた

巻くのに30分ぐらいかかった

 

そこからは5~20mぐらいの滝が無数に続く

後ろには駒ケ根市街地とその向こうに南アが見えて気持ちがいい

でもこの辺りから虫の襲来が始まった

テン場を探しながら登って行くが

夕立で水没しそうな小さな河原ぐらいしかない

時間が押してきたので

登るスピードを上げていく

ロープやガチャは使わなかった

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結局、ツエルトが張れそうな場所は避難小屋付近にしかなかった

薪は梅雨の長雨で濡れているものが多く

残念ながらたき火はできなかった

 

17日はまだ暗いうちに起床

夜はシュラフカバーだけでは寒く、よく寝られなかった

今日は朝から快晴

避難小屋からは登山道を頂上まで

最高の天気で気持ちが良い

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youtu.be

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影空木

 

 

下山は2000m付近まで一般登山道を下山

梅雨明け最初の週末のためか早朝から登ってくる人が多い

すれ違った人はトレランと一般登山者が半々

空木はトレランの人気コースなのか?

 

マセナギという看板があるところから

簫ノ笛山(しょうのふえやま)方面に笹を刈り取った登山道ができていた

その登山道をちょっと進み

マセナギのガラ場に下降

そこから荒井沢を下って行く

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マセナギのガラ場に下りて、荒井沢を下降する

最初こそザレの斜面で滑りやすいが

すぐに石や岩が主体になって歩きやすくなる

荒井沢には2~3mぐらいの滝が5つぐらいあるが

どれもへつったり、横の河原から巻いたりして下りていける

河原歩きにうんざりするころ

田切川との合流点に到着

流れに首まで漬かって汗を流した

林道の工事現場の人に「すみませーん」と断って通らせてもらい

林道を歩いて駐車地点に戻った