漂泊山岳会ブログ

2020年8月結成

北ア・奥穂高岳アイトレ 20221106

【形態】単独

【対象】アイゼントレーニン

【場所】岐阜県高山市新穂高奥穂高岳(3190m)

【特徴】数年前までこの時季に毎年行っていた穂高のアイトレ。久しぶりに奥穂まで行ってきた。奥穂頂上は2015年12月30日以来。積雪は白出沢の2400mぐらいから出てきたが、まだまだ少ない。砕石の上に薄く積もった雪は歩きにくく、アイトレには絶好の状態だった。

【日程】新穂高無料駐車場(1040m)3:20~5:40天狗沢出合~6:40荷継沢~8:20穂高岳山荘8:50~9:50頂上10:10~15:30新穂高

 

天狗沢出合で明るくなってきた。上にとがった飛騨尾根が見える

明るさが増し、飛騨尾根がはっきりしてきた

荷継沢を越すと雪が出てきた

日が当たった笠ヶ岳に影穂高が映る

雪は少しずつ増えてきた

山荘着。もちろん無人

北尾根を見ると、以前来た時より積雪は多い気がする

ジャンが近づいてきた

頂上からの前穂。気温はマイナス7度

youtu.be

涸沢岳と山荘

帰り道、右俣林道沿いでアジサイのような花が咲いているのを見つけた。でも、こんな時季に咲くのだろうか?

 

中ア・木曽川水系松渕沢~糸瀬山(1867m)20221022

【形態】単独

【対象】沢登

【場所】長野県大桑村木曽川水系松渕沢~糸瀬山(1867m)

【特徴】途中で誤った支流に入ってしまい、ボロボロ壁を登る羽目に陥った。クマの糞があちこちにあり、クマよけの笛を吹き続けた。日本登山体系8巻「八ヶ岳・奥秩父中央アルプス」239ページの概念図は尾根などの位置が間違っているので要注意。

【日程】松渕沢の橋(670m)6:20~7:20大きな滝(百間滝)7:30~9:30ボロボロ壁~10:40水が涸れた尾根へ(1400m前後)~13:00頂上13:20~15:10駐車地点

 

国道19号から

「伝統の酒 木曽のかけはし」の大きな看板のある小さな交差点で

右の松渕沢林道に入る

きれいに舗装された林道で支障なく上がっていける

松渕沢の手前の道路際に駐車し出発

小さな沢だけに、すでに中・上流域の様相

薮が垂れており、くぐっていくのが鬱陶しい

 

いくつか滑滝があるが

その背後にはいつも堰堤があり

写真映えしない

地形図には3つの堰堤が書かれているが実際には4つある

最後の堰堤手前の左岸にはきれいな滑滝があり

見物に上がってみた

左岸のきれいな滑滝

 

本流に戻り少し上がると巨大な滝にぶつかった

3段で80mぐらいはありそう

上段と下段は直瀑で見栄えがする

帰宅後、登山体系で調べると百間滝という名前の滝と分かった

これは登れないので巻くことにする

 

 

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まくために樹林帯に入ると

岩に、見慣れた黒いしみのようなものが・・・

クマの糞だ!と思って周囲を探すと

すぐ近くの草の間に

消化しきれなかった木の実がたくさん入った糞があった

表面はぬめっとしており

この数時間以内に地上に降りてきたものだろう

もしかすると、まだこの辺りにクマがいるかも

ということで、クマよけの笛を吹き続けることにする

ただし奴らは秋には木の実を食べるのに一生懸命で

加えて沢の音で笛の音を聞き落とす可能性もある

 

 

 

 

以前、北ア三俣蓮華岳北東の硫黄沢上流付近で秋に

笛を吹き続けたにもかかわらず数mの距離でばったり会ってしまい

追いかけられたことがある

幸い、この時は走って逃げ切れたのだが・・・

ちなみに追いかけられたのはこの時が2度目

初回は5月の北ア錫杖沢でだったが

この時も走って逃げきれた

 

最近も台高で2度、10mぐらいの距離で向かい合ったことがあるが

この2回はこちら側が急斜面の上という位置関係だったので

たぶん体が大きく見えたのだろう

クマが逃げて行ってくれた

ただ、大きな黒い塊が木をバキバキっとへし折りながら

目にもとまらぬ速さで走っていくのには恐怖を感じた

 

至近距離でかち合って逃げ切れるのは幸運でしかなく

次にばったり会ったら食われるかもしれない

だからリスクを少しでも減らすため

クマの気配を感じたら笛を力いっぱい吹き続ける

だが、急斜面を登りながらでもあり、息が上がって疲れるばかりだ

 

獣道を通り

大きな洞窟2つの間を微妙なトラバースで急峻な尾根に出て

百間滝のすぐ上流に降りられた

さらに川幅が狭まってきた

大きな滝の上流に降りられた

簡単そうに見えるが・・・バランスが悪かった滝

 

しばらく行くと1140mの二俣

地形図を見ると左俣が本流と思われるが

右俣の方が水量が多い

左俣を進むことにしていたが

さてどちらに行くべきか?

迷った末に水量の多い右俣に変更

結果的に、この選択は誤りだったのだが・・・

出合の小滝を登りガラ場を上がると

20mぐらいの滑滝が出てくる

これは滑りそうなのでまくことを選択

不安定なガラ場をそのまま登っていくと

高さ50mぐらいのスラブ壁が出てきた

左岸の支流からの水量の方が多い

出合から小滝を登る

この滑滝は滑りそうだなあ

ガラ場の先にあったスラブ壁

スラブ壁の傾斜は緩く見えるので難しくはないだろうと想定

早めに右の樹林帯に入るつもりで登り始めた

すると、岩くずのたまり具合や手がかりの多寡で

どんどん左の凹角の方に追いやられて行ってしまった

傾斜は強まるばかりで

まずいなあと思いながらも戻ることはせず登っていくと

突然、手に取る岩すべてが剥がれ落ちるボロ壁になってしまった

ヤバい・・・

しかしもう戻れないので

岩に力をかけないように凹角沿いにステミングで行き

最後の1歩は

根が浮いた小指ほどの太さの木に全体重を託して緩斜面に這いあがった

ルート選択を誤って行くも戻るもヤバいことになるのは

学生時代に一人で行った比良山の沢でもあったことを思い出した

あの時もそうだったが

簡単な沢だとなめていると痛い目に合う

これが沢登りの難しさなのかもしれない

ボロ壁を登り切り、下を見てホッ

ぬめりが激しくなってきた。細々とした水量で、ルート選択の誤りを確信した

紅葉が目に染みる

沢は斜面に吸収されてしまった。土壁を登っていく

水量はどんどん減り

そのうち全くなくなった

やっぱり予定していた左俣に行くべきだった

しかし後の祭り

このままやぶ漕ぎで突破することにした

標高は1400m前後

頂上まで450mもあるのでかなり時間がかかるだろう

小尾根に上がるとササ原が広がっていた

背丈は低いが急斜面になると頭の高さのやぶ漕ぎになった

尾根から付かず離れずに行くが

苦しい登りが続く

これは何の糞だろうか?1日か2日はたってそうだ

やぶ漕ぎに疲れ、途中にあった岩小屋で泊まりたくなった

腐った木の株に、鳥の羽がたくさん付着していた。見通しの良い尾根上で、高い木もある。上に巣があるのかもしれない

猛禽類だろうか

尾根の途中には

鳥の羽が散乱していた

持ち帰って調べると猛禽類の羽に似ている気がした

www.tcp-ip.or.jp

やぶ漕ぎを2時間半続けやっと頂上付近に着いた

三角点はどこなんだろう

いろいろ歩き回ると

巨岩があり、はしごが取りつけてあった

この上が三角点なのか???

一応登ってみた

苦しい登り

巨岩にはしご。登ってくださいと言っているかのようだ

岩の上部はリッジ状になっており、鎖がつけてある

岩の最上部に到達。ここが頂上なのか?

巨岩には、はしごと鉄の鎖がつけてある

支点はリングボルト

リングはまだしっかりしている

岩に打ち込んである軸は錆びているかもしれないが

静荷重をかけるだけなら安全だろう

 

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頂上からは歩きやすい登山道を通り

見ごろとなった紅葉見物をしながら駐車地点まで降りた

今日もだれにも会わない一日だった

中ア・木曽川水系小野川本谷~麦草岳 20111015

【形態】単独

【対象】沢登

【場所】長野県木曽町の木曽川水系小野川本谷

【特徴】2週連続で中アのマイナー峰へ。凍っていない奇美世の滝は初めて見たが、全く迫力がなかった。初秋のような暖かい日だった。

【日程】木曽駒荘(1200m)6:10~8:00奇美世の滝8:10~11:00二俣(2250m)~稜線~13:20麦草岳(2721m)~16:30木曽駒荘

 

廃墟となった木曽駒荘前の道に駐車し出発

道標には「通行止」と書かれているが

大したことはないだろうと想定し歩き出す

 

それにしても小野川林道は長い

飽きてきたころ、林道が大水で崩れていた

そんな個所も10m足らずで、簡単に通過

しかし人が入っていないせいで薮が踏み跡を覆っていて歩きにくい

奇美世の滝の下に着くころにはかなり消耗していた

壊れた林道。簡単に通過できる

冬には何度か来たことがあるがこの時季は初めて

水流が少なくて迫力がない

アイスで登った時はロープを2本つないだ覚えがあるが

高さは40mもないんじゃないか?

youtu.be

 

もちろん登れないので巻く

簡単にまけたが

降りたった先はゴルジュで水流はあまりに貧弱

支流なんではないか?と思って

小滝を3つほどクライムダウン

奇美世の滝の落ち口に立ち本谷であることを確認し

再び登り始めた

落ち口からのぞく奇美世の滝

 

ゴルジュの中に小滝がいくつも続くが

いずれも問題なく登っていける

西向きの沢なので朝早くは日が当たらず寒いが

段々明るくなってくると紅葉がきれいで

テンションも上がってくる

遠くから見ると登れなさそうな滝も

近くで観察すると登れる場所が見えてくる

 

やがて傾斜は急になり

滝が連なるようになる

15mぐらいの滝は巻き気味に登ったが

斜面の土砂がぐずぐずで意外に傾斜もあり

もっと大きくまいた方が良かったかも

ゆるい土砂斜面を巻き気味に登った滝

 

砕石や流木が多くなると2130mの二俣だが

それを右に行く

さらに谷は狭まり

水流はちょろちょろになったので

プラティパスに水をくんだ

ガスがわき始め視界が悪くなってきた

2250mの二俣で左へ

岩壁にぶつかった

岩壁中央の凹角を登る

バンドまで登り下を見る

2250mの二俣で左に入ると

まもなく水流は途切れる

正面に岩壁が現れたので

どこが登れそうか観察

簡単にまけそうだが

せっかくなので正面の真ん中のクラックを突破

途中2カ所で傾斜が強くアルパイングレード3級

緩斜面につくと上方にはガラ場が続いているのが見えた

それを樹林帯の手前まで

高度計は2450m付近を示しており

登山道は目の前にあると判断し

ウエットを着替えて小休止

ここから5分のやぶ漕ぎで登山道に合流する

 

5分ほどのやぶ漕ぎで登山道に合流した

しかし人があまり歩いていない登山道らしく

倒木ややぶが追いかぶさっている

最近、枝を払ってくれた人がいるらしく

少しは登りやすくなっている

ありがたやありがたや

でも体はなぜかバテバテ

休み休み歩き2週続きの同じ頂上着

もちろん誰もいない

時間が押しているので写真だけ撮ってすぐ下山にかかる

登山道はどこだーっ!

人が歩いていないため

ハイマツが生い茂りすぐに踏み跡を外してしまう

最近、ハイマツの伸びが早くなっているのではと思ってネットで調べると

思った通りの研究結果が発表されていた

https://www.pref.nagano.lg.jp/kanken/johotekyo/kenkyuhokoku/hozen/documents/7-8.pdf

温暖化で人が歩かないルートは消えていく運命にありそうだ

ぽくぽく歩き

暗くなる前に木曽駒荘に着いた

中ア・木曽川水系正沢川幸ノ川~麦草岳(2721m) 20221008

【形態】単独

【対象】沢登

【場所】長野県木曽町の木曽川水系正沢川幸ノ川

【特徴】頭を悩まさなくてもすべての滝を越していける。手足をただ動かし続ければ良いので、まるでラジオ体操みたい。「この滝はどこから登れるか」「どこからまけるか」という沢登り特有のドキドキ感はない。つめのやぶ漕ぎは1時間ぐらいかかった。水はかなり冷たかった

【日程】コガラ登山口(1400m)5:40~6:15幸ノ川最後の堰堤~8:05二俣~11:00やぶ手前11:30~12:30頂上~14:50コガラ

水が消え、薮っぽくなってきた

小さな岩小屋があった

本格的なハイマツのやぶ漕ぎに突入

なかなか厳しい・・・

薮との熱闘1時間。この岩のすぐ横の登山道に出た

そこから頂上まで数分だった

 

北ア・笠ヶ岳のライチョウの群れ 20221002

先日、穴毛谷から登った時にライチョウ6羽の群れを見かけた

どの個体も胸の部分が白毛になりかけており

すべてメスのようだった

 

youtu.be

 

去年の9月にはほぼ同じ場所で8羽の群れを見かけた

その群れにはひときわ大きな体をしたオスがおり

群れ全体を守るように動いていた

今回と同じ群れなのだろうか

だとしたら、あの大きなオスはどこへ行ってしまったのだろうか

asuhadokohe2026.hatenablog.com

北ア・笠ヶ岳穴毛谷二ノ沢中ノ右俣~笠谷(敗退)20221001~02


【形態】単独

【対象】沢登

【場所】岐阜県高山市北アルプス笠ヶ岳穴毛谷二ノ沢

【特徴】ガラ場を気持ちよく登っていける。予想以上に日が短く、ササが生い茂ったクリヤ谷を薄暗くなってから下るのは危ういと思い、笠谷に入るのはやめてさっさと下山した

【日程】▽1日 槍見4:50~穴毛谷最後の堰堤6:00~7:30三俣~中ノ右俣~滝場9:30~11:50稜線12:30~13:00テンバ

▽2日 テンバ5:30~6:30頂上~テンバ~13:30槍見

 

【1日】

新穂高の登山者無料駐車場に午前2時過ぎに着いたが

紅葉ハイシーズンということもありもう満車

槍見に戻って駐車し、車道を30分予定に歩いて入山した

左俣谷から林道を分かれて穴毛谷へ

二ノ沢に入るのは中ノ左俣から奥壁に登って以来となる

最後の堰堤を越えると左のゴーロに入る

ゴーロを延々と歩いていくと、左に一尾根の岩場が近づいてくる

まもなく滝が出てくるが脇から越えられる

右が二ノ沢へ。左は一ノ沢

 

一尾根の岩場が近づく



滝を越すと間もなく三俣

そこを真ん中に進むと正面に奥壁が見えてくる

続く二俣で右の中ノ右俣へ

傾斜は急になり

水流も心細くなる

テンバ予定地には水がないので担ぎ上げる必要がある

2120m付近で水流は途絶えるが

まあ、上の滝場では流れているだろうと予想し上へ

その付近には遭難者のものと思われる古いキスリングが落ちていた

水のない小滝をいくつか越すと岩場にぶつかった

三俣を真ん中に向かって進む

正面に奥壁。右の中ノ右俣に進む

ぼろ布になった古いキスリング

上に滝場が見えてきた

岩場を越えて上へ

岩場の基部に着いたが水は出ていない

残念、先ほどの最後の水源まで戻るしかない

空にしたザックにプラティパス2つだけ持って下降

標高差で100mほど下ったところの右岸に水が出ていたのでくみ

再び岩場基部まで上がる

 

さて、岩はどこから登れるだろうか

こういう時はよーく観察

チムニー状の部分が登れそうだが、上に行くほど傾斜がきつくなりそう

上まで行けるか分からないが

ライミングシューズに履き替え、フリーで取りつく

水4キロ分が重くなったザックが肩に食いこむ

下部は段々になっており簡単

チムニーに入ると岩くずが詰まっている

ばんばん落としながら登る

一度、土砂の塊が、左足を乗せた途端にずぼーんと抜け落ち

右足のキョンだけで何とか持ちこたえた

あーやばかった

上部の緩傾斜帯に這い上がり一息ついた

アルパイングレード3級

チムニーから上のスラブへ

 

岩場を越すと稜線が近づいてきた

ふりかえると、谷の向こうに穂高が見える

youtu.be

この辺りは奥壁とドームに囲まれた岩の天国

登れたら気持ち良さそうだな

いくつか簡単な岩場を越すと上部の草付きへ

草の間には不安定な岩があり侮れない

ふーふー言いながら稜線まで

稜線上の縦走路から歩いて10秒ぐらいのところに

快適そうな岩小屋があった

整地してあり、昔の岳人たちが使ったのだろう

さらにいくつか岩場を越していく

草付きでふーふー

もうすぐそこだ

快適そうな岩小屋発見

昼前からガスに覆われた

稜線から見下ろすと穴毛谷の本谷が見えた

しばらく休憩し、いつものビバーク地点へ

途中、下山中の軽装登山者2人と行き違う

草原のビバーク地にテントを張りまったり過ごした

午後はずっとガスの中だったが

夜遅くになってやっと雲がなくなり星空が見えた

 

【2日】

今日は笠谷を800mぐらい降りて右岸支流を登る計画だが

予定通りに出発するかどうかで迷っていた

昨日は16時半には薄暗くなった

10月だから当然といえば当然だが

もし遅くなった場合

ササが生い茂ったクリヤ谷をラテの光だけで下りられるだろうか

うーん

来年の夏に出直そうと思い敗退を決定

手ぶらで頂上を往復し、テントを回収

クリヤ谷で案の定なんども道に迷い

やっとのことで錫杖の岩小屋までついた

このまま整備しないと

来シーズンには廃道になってしまうだろう

残念だ

テンバからの日の出

手ぶらなので標識に手袋乗せて記念写真

クリヤ谷のササ薮は去年よりひどくなっていた。整備しなければ当然か

ちなみに去年の同じ場所。黄色テープの隠れ具合が年々ひどくなっている

 

中ア・天竜川水系小黒川将棋頭沢~将棋頭山(2730m)20220925


【形態】単独

【対象】沢登

【場所】長野県伊那市天竜川水系小黒川将棋頭沢~将棋頭山

【特徴】大きな滝はなく気持ちよく登っていけるが、全体に崩壊が進んでいる

【日程】桂小場(1270m)5:30-5:50巨大堰堤-6:50マナイタダラ沢出合(1590m)-7:50将棋頭沢出合-9:30二筋の滝9:40-13:00稜線の踏み跡-13:50将棋頭山-16:20桂小場

 

久しぶりの好天なので桂小場の駐車場は登山者の車でいっぱい

最上部のゲート手前に何とか駐車する

暗いうちから沢には入れないのでしばらく仮眠と思ったが

登山者たちがガチャガチャ準備している音がうるさくて寝ていられない

しょうがないのでこちらも準備し、薄明るくなったら出発した

最初は舗装道を歩き

堰堤が2つ連なったところで河川敷に降りる

前方にはスリットの入った2段の巨大堰堤が見える

下段を登れればスリット部分を通っていけそうだが、、、

両方ともまくことができた

マナイタダラ沢出合


しばらく河原を歩くと

流れが急カーブする場所で最初の滝

今日は新しい靴なのでフリクションがいまいち信頼できず恐々登る

そこからまたずっと河原歩き

マナイタダラ沢の出合をサクッとすぎるとゴルジュ風になり

2段の滝が出てきた

本谷にもこんな滝があるんだと思い、よーく観察

下段は簡単に登れそうだが、上段はぬめっていそうに見える

考えた末、まくことにしたが

土の急なルンぜを選択したら

前々日までの大雨でズルズル斜面となっており怖い思いをした

上部の緩傾斜帯から2段の滝の上にトラバース

しばらく砕石河原を歩くと右岸から顕著な支流が合流していた

これが将棋頭沢だろう

しばらく休憩してから将棋頭沢に入った

本谷のゴルジュ

ぐずぐずの斜面からまいた

将棋頭沢出合



沢はすぐに右カーブし

もろい岩くずが積み重なった滝を登っていく

右岸が崩れており、岩くずが流れ出しているのが分かる

崩壊地点を過ぎると、小滝が続く上部をずっと見渡せる

そこを気持ちよく登っていく

この滝は微妙なむつかしさだった

左の本流に入っていく

1880mで左岸に支流を分けると

沢はさらに傾斜を増す

右側がルーフになった直瀑をまき

段々滝を登っていくと

水流が二筋に分かれた大きな滝が出てきた

珍しい形の滝でしばらく見入った

これはもちろんまき

沢の上部はテラス状になっており

伊那谷を眺めながら小休止

平野は黄金色に染まっており豊穣の秋を満喫する

途中から滝に入ろうと思ったが・・・

youtu.be



すぐ上の滝も比較的大きいが

段々になっており登っていける

ただし苔で滑りやすく

たわしが大活躍した

これも登れる。たわしが大活躍

ガラ場を登っていく


小滝をいくつか越すと

がれ場の二俣になる

さて、どちらに進もうか?

水流の多い右に進むことにするが

水はすぐに伏流水となりガラ場登りになる

そのあたりにはプラスチック製の波型板が落ちていた

上の小屋から飛んできたのだろうか


谷がやや広がると、そのあたりには苔の台地となっており

どうやら将棋頭沢の水源となっているようだ

左の尾根に乗ると踏み跡らしきものがあったが無視して上部へ

すると薮がだんだん濃くなり

背丈以上のやぶ漕ぎとなった

 

尾根はもうすぐだろうから

そのあたりでウエットから乾いた服に着替えた

そしてやぶ漕ぎにゴー

ってか、意外にも薮は手ごわくなかなか前に進まない

傷だらけになって進むと

突然、右手に踏み跡が出てきた

薮に突入

首を出して上を見ると、はるかに薮が続いているように見えた


左手もしくは正面に出てくるはずの踏み跡が右手にあった!

どういうことかと考えたら

沢から尾根に上がった時に見つけた踏み跡らしきものは

れっきとした踏み跡だったということだろう

それをたどっていけば済んだのに

余計なやぶ漕ぎを小1時間も楽しんでしまった(-_-;)

頂上を探して右往左往。刀利天=鶏天?


踏み跡をたどって

西駒山荘前から地形図の2730mと書かれた地点付近まで行って

いま来た道を戻って稜線伝いに標識のあるピークへ

写真を撮って、そのまま下山した

桂小場への登山道は非常に歩きやすい道だった