明日はどこへ

漂泊の記録

中ア・天竜川水系片桐松川イワタル沢右俣 20240923

 

【形態】単独

【対象】沢登

【場所】長野県松川町・片桐ダム上流林道終点(950m)~烏帽子岳下2000m地点

【特徴】3週連続の片桐松川支流。前日に30ミリ以上の雨が降ったため、水量はこれまでで一番多かった。計画ではイワタル沢左俣の予定だったが、合流点にあるゴルジュを大きく巻きすぎて、戻ったら時間切れになる可能性があったため、左俣に戻らずそのまま右俣をたどった。片桐松川本谷との合流点からはゴルジュ風をたどるものの、左岸右岸ともボロボログズグズの岩で、へつるのも慎重さが必要。河床には岩くずがたまり、歩きづらい。右俣自体にはほとんど滝はなく、ゴーロ歩きに終始する。どうも片桐松川の左岸側は全体に岩が脆そうで、あまりお勧めではないかも。

【日程】駐車地点5:00~7:10イワタル沢出合~10:40左右俣合流点にある大きな滝上~13:10登山道2000m地点~15:10駐車地点

 

左俣は時間がかかりそうだったので、真っ暗なうちに歩き出す

河原に出るころやっと明るくなった

2週前よりかなり水量が多い

イワタル沢出合。支流の入り口はどこもショボい

ゴルジュの中に小さな滝が続く。岩がもろく気を遣う

これは左からか?それとも右からか。持つ岩はすべてはがれそう

イワタル沢下流部にあった最も大きな滝。周囲が壁に囲まれている。気温の高い真夏なら左側を登っていけそう。ちょっと冷たすぎるので、小さく巻こうとしたら木の根が這うハングが出てきて、根っこをつかんで登ろうとしたらバキッと折れそうになり断念。大きく巻くことにしたが、とても時間がかかった

左右の壁の岩がすべて崩れているイワタル沢

左右俣の合流点下にあるゴルジュと滝。岩のもろさを考えると、これは登れそうにない

先ほどのゴルジュと滝を巻いたら、大きな滝の上に出た。下を見ると左俣合流点とみられる滝が見えた。もう一度戻って左俣に戻るべきか、それとも左俣をあきらめ、右俣に行くべきか。うーん。今日は時間が押していることもあり、右俣をそのまま遡行することにした

右俣に変更したものの、右俣にはほとんど滝はなく、ゴーロ歩きに終始する

ゴーロ、ゴーロ、ゴーロ

崩壊地点が見えた。このまま行っても登れなくなるだけなので、適当なところで支尾根に乗って主稜線まで

烏帽子岳下の登山道に出た。あーあ、という感じの沢登りの一日。憂さを晴らすように、登山者をごぼう抜きにして下山した。鳩打峠からは右手の沢を下り、片桐ダム湖の左岸道路へ