
【形態】単独
【対象】沢登り
【場所】長野県松川町・片桐ダム上流林道終点(950m)~念丈岳(2291m)
【特徴】お盆前に南海トラフ巨大地震注意が発表され、発生時には仕事上いろいろ対応しなければならないから、お盆に計画していた山行はすべて中止に。発表から1カ月たち、もう大丈夫だろうということで久しぶりに沢へ。片桐松川本谷は数年前から行きたかった沢。中盤からゴルジュが続く。午後から雨予報だったため、ほとんど休まずに登ったらシャリバテになって後半がきつかった。パラパラ程度で雨は済んだが。本谷からはほとんどやぶ漕ぎしなくても稜線に出られる。乗越から駐車地点まで稜線の登山道を大きく回り込む必要があり消耗する。鳩打峠の一般登山口からはすぐ右手の斜面を沢沿いに下りていくと、片桐ダム沿いの林道に至る。堰堤が3つあるが、簡単に越していける。
【日程】駐車地点5:00~5:30本谷最初の大きな滝~7:30ゴルジュ~13:40稜線~14:30念丈岳~17:50鳩打峠~18:30駐車地点

林道を30分歩くと本谷の河原に着く

林道でショートカットして斜面を登った時、バランスを崩してちょっと手を付いたらそこに偶然割れたガラス瓶が落ちていて左手のひらをザクっと切ってしまった。歩きながら20分間右親指で傷口を押さえ続けたら血が止まりそうになったので、そのまま登ることにした。もし血が止まらなかったら敗退だった

堰堤があるが階段で越せる


きれいな小滝が続く前半戦

これはちょっと微妙だった。大きく巻いた方が良かったかも

しばらく行くと美釜を備えた美滝がでてくる

この辺りからゴルジュになる

これは簡単に越せそうだが、その上に難しそうな滝が控えている。こういう時の判断が難しい。行くべきか、大きく巻くべきか・・・。大峰の火吹谷に行った時もそうだったが、とりあえず登れる滝は登って、登れない滝が出てきたら、懸垂で戻るなりしてそこで考えるのが常道。でも今日は雨降り迫っており時間がない。迷った末、大きく巻くことにした。しかしこの判断は誤りだったかも。巻くのに1時間半もかかってしまったから。巻く方向も間違った?トポ類は持って行かないので、そのような間違いはよく犯す

登れそうになさそうな上の滝遠望

滝の上のゴルジュには歩いて降りられた

解放感のある気持ちの良い滝

雨が降ったらヤバいゴルジュが続く

これは越せるかな?と思ったが、難しくはなかった

右岸の支流にかかる美瀑


傾斜は強いがこれも登れる。もろい岩に注意


この辺りから解放感のある滝が続く


左側のスラブが滑りそうで力がいる滝


水量が減ってきた。ガスに覆われるようになってきたが、ここまで来たら土砂降りが来ても大丈夫!

念丈岳(奥)の南側のコルが本谷のゴール。ここから駐車地点までが長かった

やっと着いた頂上。こんな天気のこんな時刻には、もちろんだれもいない