明日はどこへ

漂泊の記録

北ア・西穂沢~間ノ岳 20230504

 

【形態】単独

【対象】雪山

【場所】岐阜県高山市新穂高(1050m)~間ノ岳(2907m)

【特徴】「間の山」という名のマイナーなピーク。頂上に標識などはなく、岩にペンキで「間ノ岳」と書いてあるだけ(笑)。こういう山、好きです。行き帰りは雪渓歩きで単調

【日程】

▽4日 新穂高無料駐車場(1050m)1:30~3:30 西穂沢末端(1750m)~6:40間天のコル(2820m)~7:20頂上(2907m)7:30~間天のコル~11:30新穂高

 

満月に照らされながら駐車場を出発

右俣林道を歩く間はラテをつける必要がなかった

白出には小さなテントがひとつ

こんな近くで寝る人がいるんだ

力尽きて駐車場まで帰りつけなかったのかも

登山道は夏道が出ていたが

1750mぐらいから雪道に

まだ真っ暗だが、上の方に雪渓が続いていそうだったので

これが西穂沢と想定して

白出沢方面に降りず

そのまま雪の上を上がっていく

周囲が明るくなってきた

振り返ると笠ヶ岳💛💛

左俣と、間天のコルが見えた


そのうち明るくなってきて

後方の笠ヶ岳に日が当たり始めた

先月登った4の沢右俣がよく見える

デブリがあちこちにあるが下部、中間部は傾斜も緩く歩きやすい

間ノ岳の東方岩壁下部の2400mぐらいで右俣と左俣に分かれるが

そこから傾斜が急になる

まだ標高差で400mはあり結構疲れる登りだ

天狗尾根の向こうに飛騨尾根が見えた

以前、3月に隣の天狗尾根を登ったおり

この辺りにでかい氷瀑が見えて登攀意欲をそそられたものだ

氷がかかっていたのはどのあたりだろうと探したら

氷の残骸らしきものが残っていた

下部から見るとせいぜい高さ50mぐらいかも

もっと大きかった気がするが・・・

岐路に撮った氷瀑の残骸

まだまだ遠いなあ

そのうち間天のコル着

吊尾根がきれいに見える

雪が少ないね

ちょっと休んで尾根を南にたどり頂上着

間ノ岳は意外にとんがったピークだった

北アの山にはだいたい木やコンクリート製の標識が立っているものだが

ここにはペンキで「間ノ岳」と書かれているだけ

味があっていいっす

不遇なマイナーピークに乾杯!

そのまま間天のコルに戻り

雪面がまだ堅いのでスリップに気を付けながら下降した

太陽がまぶしい間天のコル

とんがっている間ノ岳

快晴の頂上。吊尾根が美しい