台高・櫛田川水系蓮川江馬小屋谷~白倉山(1236m)20220529
【形態】単独
【対象】沢登り
【特徴】10年以上前に友人といったことのある谷だが、
【日程】2022年5月29日 江馬小屋林道終点(417m)5:40~7:20ゴルジュ~8:
林道終点に車を止めて
向かって左側の江馬小屋谷に向かって出発
谷は深いため、朝早いと薄暗い
すぐにゴルジュっぽくなり
両岸に数十メートルの岩が立った場所を通る
滝はないが、不思議な地形だ
その先もゴルジュ風が続くが
だんだん険しい感じになる
すると、大きな釜を持った滝にぶつかる
前回は真夏で釜を泳いで、対岸のクラックを登ったが
今回は水が冷たそうなのでパス
まける場所を探しながらしばらく後戻りする
どんどん戻るが、まいていけそうな場所が見つからない
まず右岸の新しく崩れた斜面付近で
岩壁にところどころある木を頼りに登ってみるが
上部でスラブ壁にぶつかりクライムダウン
さらに谷沿いに降りたところで
登っていけそうな小尾根が見つかり
登り始めると岩で上へ上へと巻き上げられ
結局は660mのコルを経由して
ゴルジュの上流部590mに降り立った
このゴルジュは最初の釜を泳いでクラックを登った方が
その上流部は右岸を簡単にまけるし時間短縮になる
ついでにその上の凄い滝を見ることもできるのでお勧めだろう
590mの右岸支流が気持ち良さそうなら
そちらに行く予定だった
上部を木々で覆われた暗い支流だったため却下
本流をそのまま登ることにした
しばらく歩くと
20mぐらいの滝が登場
右の方のクラックが登れそうだと見に行くと
クラックに取れなくなったさび付いたカムが残置されていた
ちょっと立っているがここから登れそうだ
最初はロープなしで取りつくが
岩がぬめっているため真ん中あたりからクライムダウン
ロープをつけて再び登り始めたら、最上部で足がスリップ
エイリアンとグリグリにぶら下がってしまった
念のためロープをつけといて良かった(;'∀')
クラックの上の木にロープを固定し懸垂
再び登り返した
ロープをつけると安全性が増すが
1人だと尺取虫スタイルになるので時間がかかってしまう
もう滝はなかったっけ
と思いながら上流に向かうと
30mぐらいの直瀑に突き当たった
これは登れないのでまけそうなところを探しながら下降
この巻きは簡単だった
さすがにもう滝はないだろうと思ったら
その先にも登れない大きな滝がひとつあった
どこから巻けそうかうろうろすると簡単にまけた
滝が登れるか登れないか
登れないならどこからまくかを考える沢登りのだいご味を満喫
やっぱりトポは持ってこないに限るなあ
持ってくるとつい見てしまうもんね
その上流はつめっぽくなり
稜線が見えてきた辺りで一休み
濡れた沢服を着替えて白倉山山頂へ
ここに来たのは
江馬小屋谷の前回と今回
北方の大熊谷から
南方の垣外又谷からの計4回目
あとは稜線伝いに歩くだけだが
急な上り下りが続くほか
ブッシュに踏み跡が隠れ
獣道もあちこちでまぎれ込み
間違えないように行くには時間がかかる
へろへろになって1226mPに到着
ここからは一般登山道だと喜んだのもつかの間
下部では台高名物の枯れ葉滑り台急斜面が待っており
へっぴり腰で降り続け
腰が痛くなったころに林道終点に着いた