明日はどこへ

漂泊の記録

中ア・木曽川水系伊奈川ケサ沢南沢 20211015

f:id:asuhadokohe2026:20211022083258j:plain

【形態】単独

【対象】沢登

【場所】長野県大桑村の伊奈川ダム下ゲート(950m)~ケサ沢南沢~越百山(2614m)
【特徴】登れる小滝が無数に続く。真夏にシャワーを浴びて登ったら最高に気持ちがいいだろう。中ア・木曽谷の沢の中では岩が堅く安定している方だ。この日は歩き出しから足の疲れがあり、頂上まで時間がかかった
【日程】2021年10月15日 ゲート5:30~6:50林道終点7:10~9:00南沢出合(1770m)~10:201900m二俣~11:00 1970m二俣~11:40 2060m二俣~14:00頂上14:30 ~17:50ゲート
 
空が薄明るくなるころに出発
もっと早く出る予定だったが、途中で仮眠をとったらこんな時間になってしまった
林道をしゃかしゃか歩き
越百山登山道入り口で
チャリを駐輪しようとしていたおじさん登山者にあいさつし
南駒ケ岳登山道入り口付近の林道終点で沢服にチェンジ
すでに脚に疲れが来ており、先が思いやられる
ケサ沢出合の辺りの紅葉はまだ全然進んでいない
去年、この沢で積雪のため手前の支流を登ってお茶を濁した時よりも色づきは悪い
ケサ沢が南東方向から東方向に大きくカーブすると
朝日に輝く仙崖嶺が見えた
もちろん全く雪はない

f:id:asuhadokohe2026:20211022083329j:plain

林道終点から沢に入る。荒れている

f:id:asuhadokohe2026:20211022083400j:plain

ケサ沢から仙崖嶺が見えた。右手前の日が当たり始めている手前が南沢
 南沢は左岸で最初に出てくる大きな谷だ
出合から小さな滝が出てくる
水は少し冷たいが、暖秋のためかしびれるというほどでもない
滝を次々越えていくと、右側が巨大な一枚岩になったゴルジュの奥に
チョックストーンのはまった10mぐらいの滝が出てきた
ぎりぎり行けるかなと思ったが
かなりシャワーを浴びないとだめだったため
クライムダウン小さく巻こうとしたら意外に悪く
これも途中でクライムダウン
大きく巻くことなった
そのまま歩いて次の滝場まで降りられた

f:id:asuhadokohe2026:20211022083543j:plain

出合から小滝が続く

f:id:asuhadokohe2026:20211022083603j:plain

水はそんなに冷たくなかった

f:id:asuhadokohe2026:20211022083646j:plain

f:id:asuhadokohe2026:20211022083713j:plain

f:id:asuhadokohe2026:20211022083736j:plain

この滝は巻いたが、もろい斜面で緊張した


小滝を数個登ると二俣になり右岸には30mぐらいの逆層の滝があった
水量から見るとこの滝方面が本谷だろうと想定し
大きく巻いて滝の上に出た
しばらく行くとまた左から50mぐらいの斜瀑が合流している
谷筋の大きさからすると右に行ってしまいそうだが
地形図で見るとこの滝を登るのだろうと判断
一部シャワーを浴びるが気持ちよく登っていけた

f:id:asuhadokohe2026:20211022083835j:plain

その後も小滝が続く

f:id:asuhadokohe2026:20211022083906j:plain

1900m二俣にある滝

f:id:asuhadokohe2026:20211022083951j:plain

f:id:asuhadokohe2026:20211022084013j:plain

1970m二俣の斜瀑

そのあとも滝、たき、タキの連続
ウーム、面白い沢だ
脚の回転数は全く上がらないが・・・
谷は徐々に広がり、明るくなってきた
3つ目の二俣の左俣には高さ5mぐらいで幅広の滝があった
そこを越えても滝が続くが
だんだん滑りやすくなってくる
登れそうだが危ないナメ滝がいくつも出てきて
何度も巻くことになり、余計に時間をロス

f:id:asuhadokohe2026:20211022084114j:plain

滝の連続

f:id:asuhadokohe2026:20211022084140j:plain

f:id:asuhadokohe2026:20211022084157j:plain

f:id:asuhadokohe2026:20211022084217j:plain

無数にある

f:id:asuhadokohe2026:20211022084241j:plain

10月とは思えないほど暖かいから気持ちが良い

f:id:asuhadokohe2026:20211022084323j:plain

f:id:asuhadokohe2026:20211022084353j:plain

2060m二俣の滝

f:id:asuhadokohe2026:20211022084450j:plain

さらに滝は続く

f:id:asuhadokohe2026:20211022084519j:plain

だんだんぬめりが出てくる

f:id:asuhadokohe2026:20211022084558j:plain

ぬめりのため登れるか登れないかぎりぎりの所

f:id:asuhadokohe2026:20211022084636j:plain

巻くことが多くなる

f:id:asuhadokohe2026:20211022084703j:plain

f:id:asuhadokohe2026:20211022084722j:plain

振り向くと、御嶽山が見守ってくれている

f:id:asuhadokohe2026:20211022084753j:plain

巻いて巻いて


水が枯れてもずっとナメが続き
最後はガラ場とザレになり体力を消耗
頂上やや北方の岩尾根の稜線着
もっと右の支流をたどるべきだった
頂上は雲一つない快晴
こんなに天気がいいのも久しぶりだ

f:id:asuhadokohe2026:20211022084820j:plain

水が涸れても滝

f:id:asuhadokohe2026:20211022084911j:plain

最後はガレ、ザレ。もっと右に行くべきだった

f:id:asuhadokohe2026:20211022084939j:plain

雲ひとつない快晴。南アが全部見える
 
濡れた沢服を、10月なのに半袖に替え
登山道と林道を下山
ちょうど真っ暗になるころにゲートに着いた