北ア・笠ケ岳穴毛谷三ノ沢~笠谷右岸支流(敗退) 20210910~11
【形態】単独
【対象】沢登り
【特徴】10年ほど前に登った三ノ沢を再訪。上部に雪渓は残っていなかった。滝場は水量豊かでシャワーを浴びながら登った。10日夕方から11日朝は雨が降り続いたため、笠谷右岸支流の沢登りは中止し、頂上往復でお茶を濁した。
【日程】2021年9月10~11日
10日 新穂高(1050m)5:30~7:50三ノ沢出合~12:30ビバーク地点
11日 ビバーク地点6:30~7:30頂上~クリヤ谷~新穂高
10日 前日まで大雨が続いたため、左俣谷は水が轟轟と流れている
穴毛谷は対岸に渡れるだろうかと心配になる
林道を終点まで行くと、案の定、穴毛谷もすごい水量
歩き用のアプローチシューズはできるだけぬらしたくないので
クライミングシューズに履き替えて、膝ぐらいまで水流に漬かって渡った
二ノ沢から三ノ沢の間で右岸から左岸に渡るところも難儀した。
三ノ沢の水量も豊富。だが、しばらく登ると伏流水となり
ただのガラ場登りになる
後ろから真夏並みの日差しに照らされ
熱くて暑くてしょうがない
喉が渇いたが、荷物を軽くするため水は全く持っていない
ちょうど休んだ日陰に野いちごがなっていたので
むしゃむしゃ食べて渇きを癒やした
以前登った時は雪渓を避けて登ったが
今日は雪渓は跡形もない
すると、上部の滝場が見えてきた
滝場の下に水がたくさん流れていたのでがぶ飲み
滝は4つほどあり、シャワーを浴びながら登って行く
最初と最後の滝がアルパイングレード3級ぐらい
最初の滝は落ち口にあるガバがグラッと動いたので肝を冷やした
滝場が終わり、草付きとなるところで
プラティパス2つ分4リットルぐらい水を汲んだ
足が滑らないよう気をつけながら、急斜面の藪こぎで稜線まで
いつものビバーク地点に移動しテントを張った。
夕方から雲行きが怪しくなり雨になった
11日 朝も強い雨が降り続いている
これじゃあ笠谷を降りていく気にならない
しばらくシュラフの中でグダグダした後、今日は無理と判断
頂上まで行って、クリヤ谷を下山した
クリヤ谷のブッシュは昨年よりさらにひどくなっていた