漂泊山岳会ブログ

2020年8月結成

台高 櫛田川水系蓮川野江股谷 20210626

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【形態】単独

【対象】沢登

【場所】三重県松阪市櫛田川水系蓮川野江股谷出合~江股ノ頭(1270m)

【特徴】5、6年前に友人と登ったことがある沢だが、美しいゴルジュがあったことぐらいしか覚えていなかった。右俣上流部にある2本の巨木を観察することが今回の目的のひとつだったが、谷筋を間違えて見ることができなかった。

【日程】2021年6月26日出合(415m)5:00~右俣~12:00江股ノ頭~1226mP~13:45出合

 

午後の天気が不安定のため朝早く出発

出合からすぐにゴルジュ

まだ薄暗く陰鬱としている

淵を泳いで最初の大滝を見に行く

鉄鋼のように磨かれた岩壁に囲まれていて美しい

もちろん登れないので淵を泳いで下流

しかし前回どのように巻いたのかさっぱり分からない

とりあえず、ゴルジュのすぐ脇が巻いて上がれそうだったので行ってみると

その上にも岩壁に囲まれた大きな滝があった

これは巻けそうにないので

今登ってきた所をクライムダウン

ちょっと微妙だった

懸垂した方が良かったかも

 

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youtu.be

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最初の大きな滝を巻くと、その上にも壁に囲まれた滝があり、かなり下まで戻った

改めて大きく巻く方向を探すが

両岸とも岩が高く立っている

まあ、こっちだろうと思った方に急な樹林帯を上がっていくと

明瞭な踏み跡に出た

人気ルートなんだということが分かる

 

しばらく歩き河床へ

するとまた大きな滝

これも巻くと

登れる滝が続くようになる

滝のすぐ脇に立つ木の根っこを伝って上がれる滝もあった

 

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その上流部は砕石で埋まっている場所が30分ぐらい続いた

崩れているのは697mで分かれる支流の上部

尾根近くから深層崩壊かと思われるほど深く削れている

そこを過ぎると再び美しい沢になる

813mの二俣を右俣へ進むと高さ40mぐらいの一筋の滝

近くを巻いたら、スラブ壁に土が乗っただけで微妙な巻きだった

そこから再びゴルジュ

小さな滝をいくつか登っていくと

5~20mぐらいの登れない滝が3、4個出てくる

不安定な巻きが続く

水が途絶えると尾根が近いことが分かる

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倒木に便座が付いている、、、

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小さく巻いて、スラブ壁に緊張した。この滝は大きく巻いた方がいいだろう

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適当に登ると尾根の上に出て、すぐに頂上

垣外俣谷から登ったのを含め頂上は3回目になる

尾鷲方面からの南東風に乗り雨雲が近づいており

ぱらぱらと水滴が落ちてくる

でも大雨にはまだならないだろう

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稜線をさらに東へ行き

1226mPから北西尾根の登山道へ

地形図にはない道だが

よく踏まれていてテープもあちこちにあり

1120m付近の北東方向に尾根が分かれる地点には

登山者が間違って入らないようにトラロープも張ってある

 

1000m付近で美しい森を見ながら歩いていると

足下に何やら動くものが、、、

鳥の雛が落ちている!

羽根の色からヤマガラのようだ

人が近づいてくるのを見て必死に逃げようとするが動きがぎこちない

よく見ると左側の羽根が変だ

そっと捕まえて見ると

羽根が根元近くから折れていた

近くの木では親鳥なのか、けたたましく鳴いている

巣から誤って落ちて折ったのか

それとも他の野鳥に襲われたのか、、、

 

youtu.be

 

この雛はもう自然の中で生きていくことは難しいだろう

かといって、こんな小さな野鳥を保護することもできない

残酷なようだが

「1日でも長く生きろよ」と声を掛けて

元いた葉っぱの上に置いてその場を去った

出合まで来て振り返ると

今下りてきた尾根は霧に包まれていた