中ア・正沢川玉ノ窪沢~木曽前岳(2826m)20220911
【形態】単独
【対象】沢登り
【場所】長野県木曽町の正沢川玉ノ窪沢~木曽前岳
【特徴】河原歩きが嫌というほど楽しめる沢。もう水は冷たく、今シーズンの沢登りの終わりが近づいてきた。
▽11日 長野県木曽町・コガラ登山口(1335m)5:50~7:10玉ノ窪沢出合(1735m)7:20~8:50大滝9:00~9:40大滝上~12:20登山道~13:00木曽前岳(2826m)13:30~16:30コガラ
登山口にはたくさんの車が止まっている
木曽谷側の登山口の中でも
林道歩きがないコガラは人気が高いようだ
歩き出してすぐに福島Bコースと分かれ
茶臼岳方面の林道を進む
近年の大雨で林道は中心部がえぐられ無残な形状になっている
正沢川の渡渉点で前の登山者に追いつくとほぼ同時に
後ろからトレランの人が追い付いてきた
このルートは人があまり歩いていないから
気兼ねしなくていい分
倒木や下草が多く走りにくいだろう
2人と分かれて河原を西に向かう
河原は延々と続く
巨岩と小滝がある地点では
左岸の草付きに踏み跡らしきものがあった
ただただ歩いていくと
本流が大きく屈曲する地点で左岸から玉ノ窪沢が合流していた
初めての大きな支流なので見落とすことはないだろう
玉ノ窪沢に入ってもしばらくは河原
小滝があるが水は冷たく
浴びながら登りたくない
すると両岸がだんだん立ってきて
真ん中に巨石のはまったゴルジュが登場
水浴びは必至とみて
雨具を着込んでクライミングシューズに替えた
壁のフリクションはいいがスタンスは細かい
巨石の上に上がると上部もゴルジュが続いているのが見える
しかし滝はないようだ
そのまま壁をへつって上流へ
北向きの沢なので日当たりは悪く
太陽の温かみをなかなか享受できない
いくつか小滝を越すと
前方に大きな逆層の滝が見えてきた
滝上部右側にはクラックがあり登れそうに見えるが・・・
そんな無理をすることはないのでまくことにする
でもどこから巻けるのだろうか・・・
滝の手前で左右から細い支流が合流しているが
巻けそうなのは片っぽしかない
その支流を少々登ると
上部から真っ黒になったロープが残置されているのが見えた
その付近は壁が立っており
まくのに適した場所ではない
さらに支流を上がり
ぐずぐずの斜面と腐った灌木が林立した急斜面をトラバースして
大滝の上流に降り立った
その1990m地点ではさらに右岸から顕著な支流が合流していた
流れはそのあたりから傾斜を増す
徐々に滝が多くなるが
難しい滝はない
左右に支流を分けるとブッシュが多くなり
登っていくのに時間がかかるようになった
すると突然伏流水になり
ゴーロの上で密集したやぶ漕ぎになった
あれ、流れを間違ったかな?
と思い、コンパスで木曽前岳との方角を確かめてみるが
間違ってはいないようだ
しかし行けども行けども薮ばかり
耳を澄ますと
遥か左手の方角から水音が聞こえる
伏流水はどこへ行ってしまったのだろう
しょうがないので上に向かうのをあきらめ
水音がする方にやぶ漕ぎトラバース
やっとのことで水流が見える地点に復帰
どうも左の方の支流をたどらなければいけなかったようだ
やぶ漕ぎで1時間以上のロスをしてしまった
いくつか小滝をたどると水が減り平坦地に出て
まもなく福島Bの登山道に合流した
そのまま登り続け木曽前岳の頂上に到着した
いくつか小ピークがある広い頂上だが
標識がどこにあるのか分からなかった
小休止の後、福島Bをコガラまで下山した
台高・櫛田川水系蓮川布引谷川 20220828
【形態】単独
【対象】沢登り
【特徴】
諸事情でしばらく山に行けなかったが
久しぶりに台高の沢に足を向けた
布引谷川は10年ほど前の梅雨時以来2度目
雨が多い夏だけあって、前回より迫力ある布引滝を見られた
下りは布引谷出合に出る尾根を降りたが
薮が多く消耗した
【日程】
出合(300m)5:40-7:40トイ状の見栄えのする滝-9:20布引滝
ー12:20稜線13:00ー13:40迷岳(1309m)-16:30林道-16:50出合
駐車スペースからゴルジュにつけられた金属製の橋を通り堰堤へ
堰堤を越すと、すぐに1つ目の滝
水が少なければ泳いで取りつくところだが…
へつったら滑りやすくて肝を冷やした
すぐ上の滝は巻いた
その後はナメと平坦な緩やかな流れが続く
河原状のところを歩いていくと
右岸が派手に崩れていた
そこを越すと流れがやや急になり
シャワーを浴びながら登っていく
すると30mぐらいのトイ状の滝が出てきた
水が多いので見栄えがする
もちろん巻いて上へ
いくつか小滝を越えると布引滝にぶつかった
3段で高さは100m以上あるだろう
蓮川では最もでかい滝か
急な尾根状をたどってまいていくと壁にぶつかった
ルンぜ状の岩壁を登ったが
もっと大きくまいた方が安全だったかもしれない
傾斜が緩くなると杣道が出てきて滝の上に出られた
まくのに1時間ほどかかった
左岸に支流があるところには壊れた杣小屋もあった
そこからは緩いナメが続き
水が切れたら左の斜面に取りついて登ると
1285m峰に出た
濡れたウエットを着替えて迷岳へ
頂上は東西南北の沢から7度目
最近、登る人が増えているらしく
赤黄白のテープがやたら増えている
地図を読んで登るという基本が身についてなくても来れてしまう
どんどん台高らしさが失われていくのが寂しい
下りは北方尾根を行き
930m地点先から北西方面にある尾根へ
700m前後で尾根がはっきりしなくなり
右にいったり左にもどったりする
600mぐらいまで来るとしっかりした尾根になり赤テープも出てきたが
薮が濃いところも
林道と布引谷橋が見えたらホッとした
中ア・木曽川水系伊奈川東川北沢~東川岳 20220702~3
【形態】単独
【対象】沢登り
【場所】長野県大桑村の木曽川水系伊奈川東川北沢~東川岳(2671m)
【特徴】大きな滝もほぼすべて登れる面白い沢。初日の午後に1時間半、雷雲に巻かれ、生きた心地がしなかった。つめのやぶ漕ぎは大したことはなく稜線に立てた。
【日程】
2022年7月2~3日
▽2日 伊奈川ダム下ゲート(950m)4:40~6:00東川橋(1255m)~10:00登山道の渡渉点(1625m)~14:00 2050m二俣
▽3日 テンバ4:30~5:40 2310mの二俣~6:40縦走路~7:10東川岳~12:10伊奈川ダムゲート下
▽2日
伊奈川ダムゲート下の路肩には16台の車でいっぱいだった
予想外に早い梅雨明けで登山者の出足も早そう
歩き出そうとしたら和泉ナンバーの車の登山者3人組に
「半ズボンで行くんですか?」と尋ねられた
質問の意味がよくわからなかったが
沢登りなので林道で着替えるからと適当に応え歩き出す
歩きなれた伊奈川沿いの林道
とはいえ6~7キロの林道歩きが面白くないことに変わりはない
できる限り汗をかかないように行く
入渓地点の東川橋には「釣り人へ」という看板が置いてあった
上流で工事をやってて気を付けろという趣旨だが
北沢に入るまで工事個所はなかった
最初は河原歩きだがすぐにゴルジュっぽくなり
5mぐらいの釜を持った3m滝に分ぶつかる
まだ水には漬かりたくないなあと思いながら釜の端を歩こうとすると
いきなり深みにはまり泳ぎになってしまった
何とか滝の上に這い上がったが
「厳しい谷なのかなあ」と気が重くなった
そこからもゴルジュが続くが
小滝だかりで簡単
一番難しいのは取水堰堤登りだった
合流点に見栄えのする滝のある左岸支流を2本やり過ごし
しばらく河原歩きの後北沢に入る
いくつか小滝を越えると河原になり
両岸に赤テープが見えた
木曽殿山荘への登山道の渡渉点なのだろう
さらに行くと本流は東へと向きを変える
ゴルジュっぽくなり小滝が続くようになる
すると20mぐらいの滝
どこから登ろうかをしばらくラインを追うと
登れそうなところが見えてくる
簡単に、気持ちよく登れた
次は右から支流が合流する10mぐらいの直瀑
たぶん1800mの二俣付近だろう
「これは登れないかも・・・」と思ってすぐ下で滝を見つめると
これも登れそうなラインが見えてきて、簡単に越えられた
滝は真下でよく観察することが肝心だ
いくつか小滝を越すと
高離50mぐらいの一枚岩が立ちふさがった
地形図1900mの滝マークだろう
水流は岩壁の左側を落ちている
どこから登れるのだろうか
こういう時は観察、観察
ザックを置いて岩の下を右へ左へ
岩壁中央右の凹角が適度にホールドが続くように見えた
ここを登ることにした
傾斜の緩い下部は簡単
途中で突然ホールドがなくなる
右手の甘いカチ、右足の斜めスタンスで体を上げ
遠い左手のガバを取りレッジへ
今回、クライミングシューズを持ってこなかったのは失敗だった
この岩はスタンスが小さいところがあるので
クライミングシューズをはいた方が良かった
その上は明瞭はクラックがあるがバランスは悪く
高さがあるので思い切りがいる
中間部のバンドに慎重に這い上がった
アルパイングレード4級
複数で行くならロープを使った方がいいだろう
下部に錆びて斜めになった古い残置ハーケンがある
すぐ上には10数mの滝
ここも気持ちよく登っていける
小滝を無数に越えていくと
V字ハング岩が覆いかぶさった印象的な直瀑
これは登れないかも・・・と思ったが
しぶきをかぶるところまで近づくと
登れそうなラインが見えてきた
どの岩もヌルヌルでちょっともろいが登れた
アルパイングレード3級
滝の上に立つとまた30~40mほどの高さがある扇型の滝が見えた
水流は2つあるので
たぶん2050mの二俣だろう
右の方が水量は多いので本流だ
さてどこから登ろうか
本流側は凹角だが水流が多く却下
支流側はぬめってそうだ
傾斜の緩そうな場所からスタート
だんだん傾斜が急になり
手にする岩手にする岩が剥がれ落ちるようになる
そんなときはできるだけ岩を引っ張らないように
マントル気味に体を上げていく
途中から右上
草付きを登り大きな木まで
アルパイングレード3級
すると雷鳴が比較的近くで聞こえた
これは雷雨が来るなと直感
時間は午後2時
どこか退避できる場所はないかと探すと
対岸にビバークにちょうど良さそうなテラスを見つけた
急いでそこにツエルトを張った
張り終わるのを待っていたかのように土砂降りの雨
ピカッ(稲妻)、バシンッ(落雷)、ドドーン(地響き)の連続
光った瞬間に落ちており
雷様までの距離は数10~300m
近くの木か岩に落ちて電気が岩の上を走ってくるのではないかと思えて
生きた心地がしなかった
1時間半後、やっとどこかに行ってくれて雨もやんだ
濡れたウエットのままでいたので寒くて震えがきていた
乾いた服にチェンジすると人心地がつけた
近くに薪もたくさんあるが
すべて水浸し
焚火はあきらめガスで水を沸かして飯を作った
ラジオの天気予報では明日は一日雨で午後は雷雨とのこと
天気が良ければ南駒まで歩く予定だったが
さっさと稜線まで登って、さっさと下山に変更することにした
▽3日
真っ暗な中起床
薄明るくなったころ出発した
小雨が降り続いているが
昨日の土砂降りにしては
沢の水は引いている
小滝をどんどん登り
2200mの二俣を右へ行くと
ゴルジュの向こうに稜線が見えた
ゴルジュは小滝が続くがどれも問題なく登っていける
途中でサンショウウオが2匹いるのを見つけた
背中の黄色い模様がきれいだ
捕まえようとするが
体がヌルヌルで元気がいいためすぐ逃げられてしまった
微妙な3mの最後の滝を越すと水はなくなった
2400mの二俣でどちらに行くか検討
どちらもハイマツ漕ぎが待っていそうだが
ひどい場合は冬に登った熊沢岳西尾根に逃げようと考え
左俣を選択
岩の斜面を追っていくと
やがてハイマツ帯にぶつかるが
背丈以上のやぶ漕ぎはほんの10分程度
あとは岩の上を登るか、背丈の低いハイマツを踏んでいくかで済み
2700mぐらいの稜線着
小雨もいつのまにかやんでおり
背後に御嶽山がきれいに見えた
東川岳頂上では少し青空も見えた
木曽殿山荘のテラスで着替えさせてもらい
そのまま下山
帰りはずっと雨の中の歩きだった
台高・宮川水系能谷~1150m無名峰 20220612
【形態】単独
【対象】沢登り
【特徴】下部はゴルジュが続く。まくにしても、小滝を登るにしても微妙で、落ちたらただでは済まない。下りは楽ちんで、台高北部の中ではお勧めの沢かも
【日程】2022年6月12日 宮川第3発電所(289m)5:20~5:40能谷出合~11:45頂上(1150m)12:15~1143mP~14:15発電所
発電所にある登山者駐車場から
大杉谷方面の登山道を少しいくと
最初の吊り橋があるのが能谷
河原は平凡だが
すぐに右岸はほぼ垂直の壁が続くようになる
巨岩の間を落ちる小滝が続く
どれもホールドが全くなかったり
ぬめっていたりして小難しい
ほんの3、4メートルの滝でも落ちたらただでは済まぬ
周囲は壁でまくことも難しそう
ある滝では右側に入ったシンクラックを登ったが
乗越部分でホールドがなくなり冷や汗をかいた
用心のためエイリアンをザックから出しておくべきだった
すると5mと、7、8mの2つの滝の奥に
20mの大きな滝がかかるゴルジュにぶつかった
下の2つの滝は左岸の壁を利用していけば越せるかもと思い
へつって真ん中の滝の下まで行くと
左岸の壁の上部はハングしており微妙なクライミングになりそうと分かった
迷った末、大きく巻くことに変更
どんどん下りて行くが
巻けそうな斜面は見つからない
これじゃあ吊り橋まで戻ってしまうかもと思った時に
やっと登れそうな小尾根を見つけた
この尾根から
落ち葉だらけの急斜面を経由し
上部の緩斜面に
前日が雨だったため
斜面はどろどろで落ち葉は水を含んで滑りやすい
嫌なまきだと思っていたら
上部が赤色に塗られた棒杭が1本打たれていた
こんな不安定なところまで測量士が入ってきているとはびっくり
堰堤でも造るつもりだったのだろうか
20mの滝を越した後も小難しい5~10mの滝が続く
まきを選択することが増えるが
ほぼ人が入っていないためか不安定なまきが多い
まいた後に木を伝って下りた場所も多かったが
木が腐っていないか慎重に判断した
懸垂を選択した方が良かったところも
750mを越すと再び巨岩の急流になる
800mの二俣にはトロッコの荷台のような
丈夫な金属製の箱のような残骸があった
かつて鉱山でもあったのだろうか
その付近で伏流水となり
小さな支流が四方に分かれるようになる
どれが本流か全く分からないため
コンパスの方向だけをたよりに登って行き
急傾斜のザレとなったら
すぐ右の尾根に乗って稜線まで
地図上の本流からは北方面にずれたようだ
テープの付けられた稜線を南に歩き
最後の急斜面を登ると1150mの無名峰ピーク
濡れた沢服を着替えた後に稜線を北へ
1143mピークでウグイ谷高から宮川貯水池に下る踏み跡に合流
途中から流水管管理道に入り
第3発電所に着いた
台高・櫛田川水系蓮川江馬小屋谷~白倉山(1236m)20220529
【形態】単独
【対象】沢登り
【特徴】10年以上前に友人といったことのある谷だが、
【日程】2022年5月29日 江馬小屋林道終点(417m)5:40~7:20ゴルジュ~8:
林道終点に車を止めて
向かって左側の江馬小屋谷に向かって出発
谷は深いため、朝早いと薄暗い
すぐにゴルジュっぽくなり
両岸に数十メートルの岩が立った場所を通る
滝はないが、不思議な地形だ
その先もゴルジュ風が続くが
だんだん険しい感じになる
すると、大きな釜を持った滝にぶつかる
前回は真夏で釜を泳いで、対岸のクラックを登ったが
今回は水が冷たそうなのでパス
まける場所を探しながらしばらく後戻りする
どんどん戻るが、まいていけそうな場所が見つからない
まず右岸の新しく崩れた斜面付近で
岩壁にところどころある木を頼りに登ってみるが
上部でスラブ壁にぶつかりクライムダウン
さらに谷沿いに降りたところで
登っていけそうな小尾根が見つかり
登り始めると岩で上へ上へと巻き上げられ
結局は660mのコルを経由して
ゴルジュの上流部590mに降り立った
このゴルジュは最初の釜を泳いでクラックを登った方が
その上流部は右岸を簡単にまけるし時間短縮になる
ついでにその上の凄い滝を見ることもできるのでお勧めだろう
590mの右岸支流が気持ち良さそうなら
そちらに行く予定だった
上部を木々で覆われた暗い支流だったため却下
本流をそのまま登ることにした
しばらく歩くと
20mぐらいの滝が登場
右の方のクラックが登れそうだと見に行くと
クラックに取れなくなったさび付いたカムが残置されていた
ちょっと立っているがここから登れそうだ
最初はロープなしで取りつくが
岩がぬめっているため真ん中あたりからクライムダウン
ロープをつけて再び登り始めたら、最上部で足がスリップ
エイリアンとグリグリにぶら下がってしまった
念のためロープをつけといて良かった(;'∀')
クラックの上の木にロープを固定し懸垂
再び登り返した
ロープをつけると安全性が増すが
1人だと尺取虫スタイルになるので時間がかかってしまう
もう滝はなかったっけ
と思いながら上流に向かうと
30mぐらいの直瀑に突き当たった
これは登れないのでまけそうなところを探しながら下降
この巻きは簡単だった
さすがにもう滝はないだろうと思ったら
その先にも登れない大きな滝がひとつあった
どこから巻けそうかうろうろすると簡単にまけた
滝が登れるか登れないか
登れないならどこからまくかを考える沢登りのだいご味を満喫
やっぱりトポは持ってこないに限るなあ
持ってくるとつい見てしまうもんね
その上流はつめっぽくなり
稜線が見えてきた辺りで一休み
濡れた沢服を着替えて白倉山山頂へ
ここに来たのは
江馬小屋谷の前回と今回
北方の大熊谷から
南方の垣外又谷からの計4回目
あとは稜線伝いに歩くだけだが
急な上り下りが続くほか
ブッシュに踏み跡が隠れ
獣道もあちこちでまぎれ込み
間違えないように行くには時間がかかる
へろへろになって1226mPに到着
ここからは一般登山道だと喜んだのもつかの間
下部では台高名物の枯れ葉滑り台急斜面が待っており
へっぴり腰で降り続け
腰が痛くなったころに林道終点に着いた
台高・宮川水系大和谷脇谷 20220522
【形態】単独
【対象】沢登り
【特徴】名前からしてマイナー感を醸し出す谷。途中で山腹崩壊が発生していて、谷が土砂で埋まっている。誰もいない静かな沢旅を楽しめる
【日程】2022年5月22日 宮川貯水池大和谷橋東詰(289m)5:00~6:50大和谷ダム(565m)7:10~8:20脇谷出合(642m)~11:40稜線(1275m)12:10~12:45池木屋山(1396m)~13:30 1332mP~17:30駐車地点
宮川ダム湖にかかる大和谷橋東詰に駐車
町道大和谷線の路面に尖った砕石がたくさん落ちていることを想定
町道終点まで30分強を余分に歩くことにした
去年、
直径1メートルほどの岩も道の真ん中に落ちており
車で通るのに難儀した。その前はパンクしたことも
怖い道なので、今回は避けようと思った
でも歩いて見たら砕石はほぼどけられ、きれいな道になっていた
860メートルを超すときれいななめ滝が続くようになる
そこで濡れた沢服を着替え、1318mピークを経て池木屋山着
台高・宮川水系長右須(ながうす)谷~無名ピーク(1153m) 20220515
【形態】単独
【対象】沢登り
【特徴】下流域はゴルジュが続くが、中盤以降は土砂で埋まり、
【日程】2022年5月15日 宮川貯水池左岸長右須谷出合(282m)6:10~11:00頂上(1153m)11:30~14:40出合
尾根に入ってしまえば迷うところはない
途中には杣小屋とみられる建物もあった
そこ辺りからはテープも出てきた
510mには送電線の鉄塔があり
そのまま尾根を降りていくと
中電送電線管理道が出てきて
それをたどって道路に着いた